新築で建てたマイホームもいずれは老朽化し、修繕費用に負担がかかってきます。
また、ライフスタイルの変化によって、収納や部屋の数が足りなくなったり、その逆にもう使わない部屋が出てきたりということも。
家族が安全かつ快適に過ごしていくためには、家が老朽化してしまう前に、住まいの“建替え”を検討する必要があります。
今回はこれらに焦点をあて、建て替えを検討するタイミングと目安について説明していきます。
建て替えを検討する要因
ではなぜ、建て替えを検討する必要があるのでしょうか?
建物(お家)は、リフォーム等の改修工事をしない場合、建てたときの姿のまま徐々に老朽化していきます。
お家の老朽化ばかりではなく、そこに住む家族にも変化が生まれてくるものです。
例えば、新築当初は夫婦と赤ちゃんの3人暮らしだったのが、数年後2人目、3人目が生まれ、そしてその子ども達が
成長して自分の部屋を必要とし始めます。
また、夫婦の両親と同居することになるなど、ライフスタイルは大きく変化します。
その逆に、子どもたちが成人し、家を出ていくことになることもあるでしょう。
この時点で、当初は新築で建てた家も、今では夫婦二人での生活になるなど間取りに関しての不都合が生じてくるでしょう。また、建物の老朽化も進んでいるはずです。
そこで、住まいを壊して新たに建替えることで、現在のライフスタイルにあった新しい住まいを手に入れることができるのです。
建て替えを検討する時期
木造の一戸建てであれば、新築で建ててから30年が建替えの目安と言われています。そのタイミングで建て替えを検
討するのも1つの選択肢でしょう。
特に1981年以前に建てられた一戸建てについては、旧耐震基準に沿って建てられているので注意が必要です。
今後の地震に対するリスクを考えると、耐震性能を改善するために建替えをすることも検討する要因の一つといえま
す。
消費税率や金利の変動も建て替えのタイミングを検討する要素であるといえます。
例えば、消費税率は段階的に引き上げられてきており、2014年4月には8%、2019年10月には10%へと引き上げられま
した。
一戸建ての建替え費用は高額になるため、必然的に消費税が総額に大きく影響します。
建替えに伴って住宅ローンを使うケースは多いでしょう。
金利についても、住宅ローンを使う場合、大きく影響するのが金利です。
マイナス金利政策の影響で低金利のうちに、住宅ローンを組んで建替えをするというのも1つの選択肢です。