いざ建て替えときに、解体から建築の工事期間中、仮住まいが必要になります。
このコラムでは「建て替え中の仮住まいはどのように探せば良いか」「仮住まいを確保する際には、いくらくらいかかるか」に焦点をあてて解説していきます。
仮住まいの探し方
まずは「仮住まい探し」は具体的にどうしたらいいのかをいくつかの方法でご紹介いたします。
1.近くの不動産に行く
建て替えのときの仮住まいは、なるべく近所で探したいものですよね。そんなときに頼りになるのが街の不動産屋さんです。
ただ、不動産屋さんごとに担当者さんの雰囲気は違い、短期入居では「見つからない」と一蹴する人も、「難しいですが探してみましょう!」と熱意を見せてくれる人もいます。
いい担当者さんが見つかれば、何軒もの物件のオーナーさんと交渉してくれ、いい物件を紹介してくれるでしょう。また、不動産屋さんでは、インターネット上で紹介されていない掘り出し物件が見つかる場合もあります。
2.賃貸サイトで探す
SUUMO(スーモ)やLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)などの大手賃貸サイトで希望の物件ををしらみつぶしに問い合わせていきましょう。
大変なように思えますが、街の不動産屋さんを何軒も渡り歩くより手軽で、希望の物件を見つけるにはうってつけの方法だと言えます。
「問い合わせてみたら、短期間の入居でもOKしてくれた」という体験談もあります。オーナーさんによっては初期費用も安くでいいと言ってくれることもあります。
3.ハウスメーカーで物件を紹介してもらう。
ハウスメーカーの中には、自社で管理している賃貸物件を格安または無料で貸してくれるところもあります。これからハウスメーカーを選ぶようなら、仮住まいのことについても聞いてみるとよいでしょう。
また、仮住まいは必ずしも賃貸物件を借りるというものでもなく、ウィークリーマンションや、ホテルといったものも選択肢に入れておくとよいでしょう。
各仮住まいの種類のメリットデメリットををまとめてみました。
・賃貸住宅
メリット…賃貸住宅のメリットは、立地や間取りを選ぶことができ、ペット可の物件があります。また、一戸建てを借りることもできます。
デメリット…賃貸住宅のデメリットは、敷金・礼金、仲介手数料がかかり、短期契約を受け付けていないところが多く、保険などに入らなくてはいけない場合があります。
・ウィークリーマンション
メリット…ウィークリーマンションのメリットは、家具家電が備え付けでついていて、光熱費が家賃に含まれていて、敷金礼金がないです。
デメリット…ウィークリーマンションのデメリットは、部屋が狭い物件が多く、家具家電を保管する場所を探さなければいけないです。また、長期になるとコストが高くなります。
・ホテル
メリット…ホテルのメリットは、水道代や光熱費代が必要なく、掃除をしなくてもいいです。また、ガスや水道などの様々な契約が必要ないです。
デメリット…ホテルのデメリットは、人数が多ければ多いほど割高になり、家具家電を保管する場所を探さなければいけなく、自炊ができません。
仮住まいにかかる費用は?
仮住まいを賃貸で借りる場合次のような費用が掛かってきます。
・敷金
敷金とは不動産の賃貸契約を新規で行う際に、不動産業者を通して契約者が支払う費用のひとつです。賃貸借契約上、債務を担保するため借主(賃借人)が貸主(賃貸人)に支払うお金のことです。簡単に言うと契約中に大家さんが入居者から預かるお金です。また、賃料の不払いや未払いに対する担保としての意味もあります。
敷金の費用は、賃料の1~2か月分が相場です。
・礼金
礼金とは部屋を貸してくれた大家さんに対して、お礼の気持ちを込めてお渡しするお金です。
礼金の費用は、賃料の1~2か月分が相場です。
・仲介手数料
仲介手数料とは、不動産会社を通して賃貸を紹介してもらった場合に不動産会社に支払うお金です。この費用が家賃の1ヶ月分ぐらいが相場となります。
下記は賃貸、ウィークリーマンション、ホテルでそれぞれ仮住まいした場合の費用をシミュレーションした表です。
賃貸住宅の内訳は
- 家賃:6万円/月
- 敷金・礼金:約12万円
- 仲介手数料:約6万円
- 火災・家財保険:約1万円
- カギ交換費:1万円
- 引越し費用:20万円(10万円×2回)
ウィークリーマンションの内訳は
- 家賃:10万円/月
- 契約手数料:2万円
- 貸倉庫代:1万円/月
- 越し費用:20万円(10万円×2回)
ホテルの内訳は
- 宿泊費:5千円/日×人数(2人)
- 貸倉庫代:1万円/月