お住まいの家の老朽化や、広すぎるといった理由で建て替えを検討されている方も多いと思いますが、まず何から始めたらいいかわからない方も多いのではないでしょうか?
今回は建て替えの費用から建て替え期間の目安まで、お教えいたします。
そもそも建て替えとは?
建て替えとは”既存の住宅を、基礎部分から取り壊して、新たにゼロから住宅を建築すること”という意味で、今住んでいる家や誰も住んでいない家(空き家)など解体して、新しく家を建てることを『建て替え』といいます。
建築用の土地が少ない地域では、古家付きの土地をそのまま購入し、古家を解体した後に新しく家を建てるというケースは多くみられます。こういった土地は近隣の更地相場より安く販売されていることがあり、その場合、別途解体工事費が発生するので考慮しておく必要があります。
建て替えの手順
今お住まいの家を建て替える場合と、古家付き物件を購入し建て替える場合でも基本的な手順は一緒です。
建て替えの手順は以下のようになります。
1.建築会社を決める
建て替えを依頼する建築会社を探します。
ニーエルホームでは、建て替え住宅に最適なプランをご提案させていただいております。
2.新しく建て替えるためのプランや予算を相談
営業担当に資金の事や、新しいお家のプランを相談します。
今住んでるお家の不満なところや、新しいお家はこうしたいなど、意見や要望があれば何でも相談しましょう。
3.敷地調査の依頼
土地の周辺状況や法規制などを調べる敷地調査を実施してもらいます。測量や地盤調査を実施する場合、一般的には数万円程度の有料で実施していますが、地盤強度に合わせた基礎で見積もりをもらえる、採光や通風などを考慮したプランの提案を受けられるなどのメリットがあります。
4.見積をもらう
実際に工事にかかるすべての費用の見積もりをもらいます。
5.請負契約を結ぶ
工事の請負契約を結びます。契約書類一式は事前にもらって目を通しておき、不明点を解消したうえで契約しましょう。
6.仕様等の詳細を決める
契約後、建具の仕様、コンセントの位置、や壁紙、フローリングの色などを決めていきます。
間取り図を見ながら担当営業やカラーコーディネーターと相談し詳細を決めていきます。
7.建築確認申請書を提出
役所に建築確認申請書を提出します。
8.ローンの本審査の申し込み
ローン借入は、請負契約前に仮審査を金融機関に申し込み、借入できることを確認しておき、建築確認申請に合格後、それらの書類を含めた本審査を行います。
9.変更契約を結ぶ
建築確認申請とローン借入審査を通過したのち、決定した仕様、プランの詳細を反映した変更契約を結びます。
また、工事の日程なども確認しておくのがよいでしょう。
10.解体工事終了後、新築工事が始まる
古い家の解体工事が完了した後、法務局に建物減失登記を法務局に申請し、新しいお家の着工が始まります。
11.工事完了後、引き渡し
建築工事中は、必要に応じて現場調査に立ち会います。工事が完成したら、建築会社と一緒に必ず竣工検査を行い、問題がない場合は家の鍵を受け取り、引き渡しとなります。
12.登記などの手続き
お家の完成後、「建物表題登記」と、住宅ローンの借り入れに必要になる「抵当権設定登記」を行います。これらの登記手続きが完了後、住宅ローンが実行されます。
建て替えにかかる費用
建物の建て替えにかかる費用は、おおまかに分けて2つあります。
1.工事費用
工事費用は建築請負会社に支払います。それぞれ、
本体工事費・・・家本体を建てるために必要な費用。
解体工事費・・・古家の解体工事に書かかる費用。
別途工事費(付帯工事費)・・・給排水、ガスの配管、電気の接続、エアコン設置等の工事にかかる費用
となっています。
2.諸費用
契約時に使用する印紙や登記に必要となる税金、住宅性能評価や長期優良住宅の申請費用、火災保険料、住宅ローン手数料などがあります。照明やカーテンの購入や取付工事、仮住まいや引越し代も諸費用に含まれます。
工事費用の目安
実際にかかる費用は通常、
解体工事費+本体工事費+別途工事費+諸費用=総費用
となります。
解体工事は、1坪あたり5万~8万円が相場となっており。坪7万円とした場合は7万円×30坪=210万円です。
本体工事費はニーエルホームの場合で、販売価格1158万円(平屋:21.04坪3LDK)のプランを例にとります。
別途工事費(付帯工事費)は場合いにもよりますが100万円とします。
これらの合計、1468万円が工事費の目安であり、それに諸費用を加えると総費用となります。
建築地の状況により様々なケースがあるので、あくまでも目安として考えてください。